記憶は資源

旧三菱合資会社室蘭出張所に、若手美人演歌歌手の杜このみさんがいらっしゃいました。

このみさんの出演する番組の撮影ロケだったのですが、100年の建物にとても感激されていました。

私もかかわっているのですが、いま全国で日本遺産への登録が進んでいます。そのほかにも、北海道遺産のように、地方自治体ごとのものもありますが、こうしたものの価値は何かわかりますか?

歴史資産の価値は、過去を体感することができることです。当然、未来につながることです。

もう1つは、人々の記憶を呼び覚ますことです。

よく考えてみてください。
人の言葉や行動がネット上に記録されているのは、2000年以降の出来ごとです。

それ以前の情報は脳の中に眠っています。
それを引き出すには、きっかけが必要です。

記憶の引き出すことは、歴史を知ることでもありますが、自分の人生を振り返り客観的に見ることにもつながります。そして、過去を確認し未来を考える、過去現在未来がつながっていることを実感することにもなります。

耐震がどうのこうのありますが、そもそも日本列島はいつどこで地震が起きてもおかしくありません。耐震がないよりあったほうがいい。

でも、旧三菱合資会社室蘭出張所についていうと、胆振東部地震で、震度5弱にも関わらず、まったく被害がありませんでした。

このみさんもびっくりしていました。

大切なことは、こういった施設やものをうまく残すことで、いま述べたような効果とまちがどんな人生(街生)を歩んできたか。それがどういった日本の歴史とつながり、世界とつながるかをわかること。そして、そこから示唆を得たことは、未来をデザインする道具になるということです。

記憶は資源である。

その資源をうまく活用できるようにしていきたいものです。

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