「イザベラバードを鉄道でゆく」に掲載される -記憶を辿って-

芦原伸氏著「イザベラバードを鉄道でゆく・新にっぽん奥地紀行」が著者から送られてきました。
本を開いてみると、私も実名で掲載されています!びっくり。

そういえば、イザベラバードの足跡を鉄道で追うものとして、昨年末取材を受け、今年(2018)3月に「旅と鉄道」で掲載されました。

横浜から北海道アイヌの聖地二風谷(平取)までを鉄道で追う旅ということでしたが、旅を終え、明治維新150年記念として出版されたのですね^^

北海道的には、北海道150年。ちょうど重なるタイミングなのですが、それと同時に、2020年開館予定のアイヌ民族博物館を国が拡大・一新した、民族共生空間の動きもありますから、歴史情緒を感じる旅にはぴったりかもしれません。

なぜ、私に取材があったかといえば、私が保存活用に関わっている100歳になる歴史的建造物、当時を思わせる和洋折衷の洋館が、イザベラバードが到着した船着き場にあるからです。

 

イザベラバードは、19世紀のイギリス産業革命の真っ只中、世界を旅した女性です。イギリスでは、彼女の旅行記が増版になるほど売れたそうですが、ニュートンなどから続く「科学」を生み出し、それを技術に活用することで実現した産業革命は、世界に圧倒的な強さを誇っていたに違いありません。そういった文明をまったくもたない地域がどうなっているのかを知り世界観を広げるための、とても興味深い書物だったはずです。

 


以下、アマゾンから引用

芦原伸氏著「イザベラバードを鉄道でゆく・新にっぽん奥地紀行」

明治11年。開国間もないニッポンに、ひとりの英国貴婦人がやってきた。
イザベラ・ルーシー・バード。

旧街道を引き馬に乗ってゆく過酷な旅路を歩いた彼女の目に、いまだ江戸の面影を残す東北、北海道の景色はどのように映ったのか——。

鉄道・歴史紀行文の名手である著者が、バードの足跡を訪ねて歩いた鉄道の旅。
彼女が見た明治期の日本を探しながら、現代日本の地方都市を歩き、人と出会い、風景と食、そして酒を堪能しつつ“近代日本”の真の姿を考える。

雑誌『旅と鉄道』誌上で16回にわたり掲載された連載ルポ、待望の単行本化。

【目次】
序章/第1章「横浜」/第2章「東京」/第3章「日光」/第4章「会津(前編)/第5章「会津(後編)」/第6章「新潟」/第7章「置賜」/第8章「上山」/第9章「秋田」/第10章「大館」/第11章「黒石」/第12章「函館」/第13章「噴火湾」/第14章「室蘭」/第15章「勇払原野」/第16章「平取」/あとがき


史実を書く本は多々ありますが、当時の手記を読みながら、鉄道に詳しい方は、実際に鉄道で旅をしながら、地域地域の現在とつないでゆくというのは、バード、筆者、そして読者の記憶が重なって深みが出てきますね。

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